ポケったりなんかしたり

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どうもこんにちは。お久しぶりです。
スパコミ合わせの原稿に追われていてやっと脱稿しました。
これからまた別の原稿に取り掛かるのでまた更新しなくなりますが
運が良ければ廃人向けポケモン漫画の新作が6/4に出るかもしれません。(出るとは言ってない)
(6/4、サークル参加はしますが新刊出せるかまーじで現時点でわかりません)

さて、今回は
アニメポケットモンスター サン&ムーン第24話「アローラ!はじめての授業参観!!」
がすごく好きな話だったので感想を書きにきました。
以下ネタバレだらけですのでまだ見てないよという方はやめといた方がいいかもしれません。

では続きからどうぞ


ストーリー(公式HPから引用)
ある日の休日、サトシは悩んでいた。
近々ポケモンスクールで、保護者や地域の人を招いてオープンスクールが行われるのだが、
何とそこでサトシが発表を行うことになったのだ!
そこへ思わぬ来客が、何とサトシのママがカントーからサトシの発表を見るためにやってきたのだ!
どうするサトシ!?



広大な海と澄み切った青空、そして大自然。
さまざまな場所に生息する個性豊かなポケモンたち。
そんなポケモンたちとサトシが全身、全霊、全力を注いで繰り広げる、明るく楽しい!
がコンセプトのアニメポケットモンスター サン&ムーン。
その2クール分が今回おわったわけなのですが…
見事な集大成でした。

というのも、アニポケサンムーンはサトシが初めて定住し、
ポケモンスクールに通うというところから始まり、キャラデザの変更など
いろいろ冒険しているシリーズであるといえます。
(一応小説版ポケットモンスターにも小学校に通っていたという設定はあります)

そんなアニポケサンムーンですが、今回は学校がメインということで授業参観回が初めて放映されたわけです。


これが本当によかった……

まずは、サトシがまだ10歳の少年であるというところが最大限に引き出されて
魅力的に描かれていたところです。
自分に不向きな役割を任され悩んでいるところに普段現れない母親が来訪。
なんとなく気まずい空気になったり、でも、普段会えないからちょっと嬉しくなって
自慢げに自分のポケモンを紹介したり、
親子だから馴れ馴れしい言葉を使ったり…
(ククイ博士には敬語を使っているし、帰りが遅くなる時は許可を取ったりしているので
世話になっている分サトシなりにも気を遣っていることが推測されます)
(ちなみにハナコには滅多に連絡していないです)
あとは「オレ、手伝います!」ってお茶を取りにいくシーンですね。
あれはもう親がいるからちょっといいところ見せようって思ったのかなと和みましたね。
アニポケ始まったときはサトシよりも全然年下の幼稚園児だったのにいつのまにか保護者の目線になっている……

そんなサトシですがやはり発表のことは気がかり…
ましてやママが見てる前でなんて…
ハナコは別に教育ママでなければ世話を焼くタイプの母親ではないですし
どちらかというと細かいところは気にしないし失敗したときもちゃんと認めてくれるし
フォローもしてくれる…そんな母親です。
もちろんサトシもそのことはわかっています。
でもそんなことは関係なく、発表会にママが来るとわかってなおさら緊張するサトシなのでした。

そんなところにロトムの悪知恵が。
背中にロトムを入れて口パクで説明すればいいということ。
ずるはダメだって普段のサトシなら言いかねませんがこれは緊急事態、
失敗は許されないのでどんな手でも使います。
失敗した場合のフォローを考えず目先の欲にくらみ後先考えず行動に移すところが
浅はかで幼くて10歳の少年ぽくて非常に魅力的でした。
ホビアニらしい展開だと言えるでしょう。



さて、今回一番良かったシーンはここから。前置きが長くなりました。

ロトムを背中に入れて発表をするサトシ。
最初は上手くいくもののどんどんロトムがヒートアップしていきます。
口パクが追い付かず慌てるサトシ、
クラスメイトも違和感に気づき、保護者からも疑惑の目線が向けられます。

そして、取り返しのつかないところでククイ博士の放った一言

「オーキド校長の真似がうまいな、ロトム」

ここであえて
「何をしているんだサトシ?」
と言わずロトムに声をかける。

ロトムはポケモンです。
もちろん善悪の区別はついていますがロトムはサトシがずるをしているというよりも
発表が失敗することの方が重要で、おそらく悪いことをしているとは思っていません。
だから、

「ボイスサンプリング機能なら簡単ロト!」

と得意気に自慢します。

そして、みんなの一言が

「なんだロトムだったのか」

「変だと思ったんだよね」

「サトシの真似、上手かった」


「ロトムも発表がしたかったのですね」

とロトムを認めてあげるのです。
ずるをしたサトシを責めるのではなく、代理として発表をしたロトムを褒める。
なんでこんなことをしたのか?とは聞かずにここまで発表できてすごいねと褒めるわけです。

話が逸れますがエリクソンの発達課題で児童期・学齢期は勤勉性・劣等感が挙げられています。
学校に通いだすこの頃の子どもは、
初めて学校という家庭から隔たれた環境に放り込まれ、
見ず知らずの他人と集団生活を共にし、さまざまなことを学びます。
ここでいう勤勉性は宿題など物事を完成させることで周囲から認められたりといったものを学ぶことを指すのですが、
いくら頑張ってもうまくいかず、周囲に認められない経験が積み重なると、自信を無くして逆に劣等感を生じるわけです。
劣等感が強まると、ともだち関係や学力などに影響を及ぼし、
学校不適応に陥る可能性も高まると言われています。

ここで私がすごいなと感じたのはここでロトムとサトシを責めずに
ロトムを褒めることでロトムに自信をつけさせたところです。
それもククイ博士ではなくクラス中のみんなが、です。

そしてもちろんずるはいけないことなので、そこは教育者として正していかねばなりません。

「だがサトシ、悪だくみはダメだぞ」

「ごめんなさい」


サトシは罪悪感があったので謝ります。
全員の見ている前でしっかりと頭を下げて謝罪をするというのは
大人になってからも相当心が折れます。
ましてや自分が悪いことをしたとなるとやりきれなさで心がいっぱいになるものですし
穴があったら入りたいし、恥ずかしいし情けないです。
そんな情けない姿をママをはじめ、たくさんの人に見られているわけですからサトシも相当堪えているでしょう。

でも、そんなサトシにククイ博士はこう言うわけです。


「ではサトシの発表に戻ろうか

サトシの言葉でアローラに来て感じたことを教えてくれ」


サトシとしてはみんなの前で恥をかいたわけですし
今すぐにでもここから逃げ出したい気持ちでいっぱいだったでしょう。
ましてやロトムがあんなにすごい発表をしたのに一体なにをしたらいいんだ、と
おそらくこんなことを思っていたのではないでしょうか。
そんな戸惑うサトシを見て、ハナコはこういうわけです。



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「聞かせて。スッゲー楽しいポケモンたちのこと」


背中を後押しされたサトシは自分の感じたことを発表するのでした…

ここでハナコがずるをしたサトシに怒るのではなく、
まっすぐと向き合って聞いているところが本当によかったです。

誰もずるをしたサトシを見下してなんかいないし、怒ってもいません。
ただ一言「聞かせて」と「君は一体なにを感じたの?」と寄り添うのです。
クラスのみんなも、誰も、サトシを責めていないのです。
この空気が、雰囲気が完璧すぎる。
そしてサトシにリベンジの機会を与える。
ちゃんと発表ができたら笑顔で褒めて認める。

完璧です。

先ほどエリクソンの発達課題の話をしましたが、それを踏まえたうえで考えると
ククイ博士、ハナコ、その他クラスメイト等参加者の反応は教育者としての
完璧な対応だったのではないかと考えられます。

慣れないし、誰がどう見ても、サトシはみんなの前で発表をするという役割は向いているとは言えません。
それはハナコも、ククイ博士も重々承知していたはずです。
でも、あえてサトシにその役割を振った。
それはサトシが主人公だからという理由もあるんでしょうけど……


もちろん失敗したっていいのです。
ここで重要なのは発表をするということ。
なんでもかんでも「向いているから○○さんにやってもらう」では人は成長できません。
ポケモンスクールという、学校が舞台である以上さまざまなことをチャレンジしてもらうことが望ましいです。
そこで失敗したか、成功したか、そんなことはどうでもよくて
自分で考えてみんなの前で意見を言う、
その経験こそが成長へとつながるわけです。

そしてサトシの言葉で、アローラ地方に来て感じたことを発表してもらう…
ロトムのように語彙力に富んだものではなく
サトシの言葉で、サトシの思ったままの感想を述べてもらう
稚拙な文章かもしれないけど、でもそれがサトシの思ったことなのです。
それを聞いたうえで


「もっともっとアローラのいいところ教えてあげるよ」


「私もまだまだ知りたいことがあります。一緒に学びましょう、サトシ」


「海にもまた行こう。案内するよ」


「僕もできることは協力するよ」


「なんでも聞いてくれ」


とみんなが認め、寄り添っていく。
完璧すぎる展開です。
素直なサトシと、それを認めていく仲間たち。

先ほど言ったようにアニメポケットモンスター サン&ムーンは、
広大な海と澄み切った青空、そして大自然、さまざまな場所に生息する個性豊かなポケモンたち、
そんなポケモンたちとサトシが全身、全霊、全力を注いで繰り広げる、明るく楽しい!がコンセプトの番組です。
大自然の澄み切った青空のような雰囲気と、広大な海のような寛容なみんなの心、
そして全身、全霊、ゼンリョクで新しいことを吸収していくサトシ…
まさにアローラの大自然をテーマにしたアニメの2クール分の集大成としてふさわしい締めだったのではないでしょうか。
見事と言わざるをえません。神回。



この回の良さは子どもよりも大人になってから見た方がよさがわかるかもしれませんね…
それほどまでに完璧な展開でした。
もし「自分に子どもがいたら、こんな学校に通わせたいな」と思いましたね。
ホビアニの教訓みたいなテーマはたまに†戒め†みたいなものもあるので
好きなものと嫌いなものがあるんですが
これは大人になってから見てはっとさせられるそんなお話だったと思います。

最近話題になった「けものフレンズ」
あれも流行しましたが
「すごーい!君は○○ができるフレンズなんだね」とか
「大丈夫!フレンズによって得意なこと違うから!」とか
そんな言葉に元気づけられた人が多くて、それが最初は話題になって徐々に広まっていきましたよね。
そういう人を元気づける言葉、やはり根元にあるのは
「人を認めるということ」だと思います。

子どもも、そして大人になってからも、
全員、人が人を認め合っていく、
そんな優しい世界になるといいな…
そう感じた回でした。

おしまい。




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